敬意を表現するということ

公開:2021/02/12

更新:2021/02/22

Focus on Respect

いつの時代も大人たちは、「今時の若い者は、敬意を表現するのが足りていない」と感じている。彼らの言う敬意とは、毎日の生活やビジネス、あるいはスポーツをする上で、他者に対する態度のことだ。他者を尊重し、各人が各人にとって尊敬できる存在となれば、チーム力は確実に向上する。

オレゴン大学女子チームヘッドコーチ、ケリー・グレイブスは最近のクリニックで、敬意に関するトピックを取り上げた。彼はロッカールームにプレーヤーが守るべき20項目を掲示しているが、その中から皆さんのレベルにふさわしいと思う項目をいくつかを、以下に抜粋しよう。

●時間を守る
シーズン開始時は誰もが時間を守る。だが時が進むにつれ、だんだん時間通りに集まらなくなる。グレイブスは練習だけでなくミーティング、遠征出発時、ウェイトトレーニングセッションなど、すべてにおいて10 分前には集まらなければならないとしている。

●整理整頓を心がける
ロッカールームだからといって、汗で濡れたウェアが置かれたり、書類が散らばっていたり、部屋中にゴミが散乱していたり、花瓶や水の入った容器などが数日間、放置されていいわけはない。グレイブスはプレーヤー全員に渡した資料はバインダーに綴じること、そしてロッカーの中に入れっぱなしにしないことを求めている。さらに彼は、マネージャーの仕事は清掃係になることではない、と明言している。プレーヤー全員がゴミを拾って、率先してロッカールーム
を整理しておくことが求められている。

●速く動く
これはどのチームでも当たり前のルールだと思うが、プレーヤーは次のポジション、次のドリル、またはコート上の次のエリアに移動する際、スプリントしなければならない。これもまた、シーズンの初めには出来ている。時間が経つにつれ、これができなくなるのは避けたい。「試合と同じテンポで練習に取り組ませている。プレーヤーは練習で全力を尽くすことが求められている。そうすれば無意識のうちに試合でも応用できる習慣となる」

●準備を整え、集中し続ける
プレーヤーが練習に現れた時、彼らはまず掲示板に貼ってある告知をチェックすべきだ。その際、ノートを持参することが求められる。彼らの課題が弱点克服である場合、時間外の練習のために、時間よりも少し早く練習に来るべきだ。集中するために、練習はあえて終了時間を決める。だから、1秒たりとも無駄にしてはいけない。

(写真はオレゴン大学女子チームヘッドコーチ、ケリー・グレイブス)

Basketball Coach Weekly日本語版84号より

(本コーナーでは、JLC e-bookストアで販売している『Basketball Coach Weekly日本語版』のバックナンバー記事から、抜粋して掲載しています)

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