公開:2021/04/16
更新:2021/03/19
このコーナーでは、北米で多数のコーチが視聴しているコーチング動画サイトBasketball HQから、おすすめのコンテンツを紹介しています。 ※ジャパンライム株式会社が翻訳掲載の権利を取得した上で制作しています。
Hold Off the Defense Basketball Finish
ボールスクリーンは、オフェンスで多用される。ボールスクリーンを効果的に使用できるプレーヤーは、チームに有利な状況を作り出す。優秀なオフェンスプレーヤーはディフェンスを読み、チームが得点するための最良の機会を探します。このドリルは、オフェンス時のタイミング、スペーシング、およびフィニッシュに取り組むのに役立つ。
ディフェンダーがボールハンドラーを追いかければ、オフェンス側に有利な展開となる。このドリルは、ボールハンドラーが自分のディフェンダーを引きつけることにフォーカスしている。これを行うことにより、オフェンス側は、バスケットに向かっていくポストプレーヤーのためのスペースとより良いタイミングを創出する。チームで行うのに適したドリルである。
ドリルに必要なもの
ボール1個、椅子(ボールスクリーナーとして使用するもの)、およびダミーディフェンダー(オプション)。
ドリルの目標
ボールスクリーンを使ってディフェンダーを遠ざける動きを身につけ、ボールスクリーンから抜け、トップオブザキ―でフィニッシュする。スペースを創出し、シュートポジションを確保する。
ドリルのポイント
プレーヤーは低い姿勢で構え、最初の1〜2回のドリブルでボールスクリーンを抜ける。これにより、ディフェンダーを背後に従えることができる。ディフェンダーが背中に迫ってきたら、足幅を広くしつつ、体を使って阻止する。そしてトップオブザキ―に入ったらスピードを緩める。
ボールスクリーンを抜けるときにヘルプディフェンスを読むために、目を上げてフロアの状況を確認する。バスケットと逆サイドのディフェダーから目を離さない。これにより、ポストディフェンダーをフリーズさせるか、強制的にローテーションさせる。ペイント内にてフローターシュートでフィニッシュする。
ボールハンドラーがディフェンダーを背中にキープする方法を理解することにフォーカスしよう。これにより、ポストプレーヤーがバスケットにローリングし、別のスコアリングオプションを設定する時間も与えられる。
ドリルの手順
スクリーナーとして機能するダミーまたはプレーヤーをいずれかのウィングに配置する。
ドリルを行うプレーヤーは、同じサイドからスタートし、ボールスクリーンを抜ける。
ディフェンダーはオフェンスプレーヤーの後ろから追いかける。
オフェスプレーヤーは、ボールスクリーンを抜けてペイントに入る。その時一瞬スピードを緩めることで、ディフェンダーを背後にキープする。次に爆発的にドリブルを行い、スペースをつくる。フローターでフィニッシュする。
この動きを設定した時間または回数繰り返す。推奨時間は、各サイドで3分間。
オプション
•ボールスクリーンをトップに設定するのではなく、ベースライン側に設定することもできる。
•フローター以外のシュートを用いてもよい。
•ローポストに2人目のオフェンスプレーヤーを追加して、ボールハンドラーからロブまたはバウンスパスを行う。
•ボールハンドラーのシュートを阻止するために、ダミーのヘルプディフェンダーをキーに追加する。