このコーナーでは、北米で多数のコーチが視聴しているコーチング動画サイトBasketball HQから、おすすめのコンテンツを紹介しています。　※ジャパンライム株式会社が翻訳掲載の権利を取得した上で制作しています。

Hook Shot Warmup Basketball Drill

ガードとポストプレーヤーにとっては特に素晴らしいドリルである。プレーヤーに多く反復練習の機会を与え、自信をつけさせることができる。

シュートブロッカーを超えてフィニッシュすること、もしくは長身のプレーヤーに対して挑む時には、時々ずる賢さが必要になる。身体能力を駆使したとしても、手強いディフェンダーの上を越えて常にフィニッシュすることは難しい。

このドリルはガードやポストプレーヤーとしてのジャンプフックを練習できる。それはとてもフローターに似ているが、フィニッシャーはディフェンダーとボールの間に身体を常に維持できるようにする。これによってフィニッシュする時にボールをディフェンスから守ることができる。

このドリルは短い時間の中でたくさん反復練習をすることができ、プレーヤーにフィニッシュ時の自信をつけさせることができる。同時にフィニッシュの際にソフトタッチできるようになる。一度プレーヤーがフィニッシュに対して自信を持ち始めたら、とても素早くできるようになるはずだ。そして毎回5〜10分の間でこのドリルを終えることができるようになる。このドリルを使うことによって、フックシュートを打つ際に自信を持たせることができるはずだ。

ドリルの目的

バスケット付近でフィニッシュする際に、どちらの手でもフックショットを使えるように練習する。

ドリルに必要なもの

ボール1個、パートナー、もしくはコーチ1人。

ドリルポイント

ストレートアップ、ダウンを心がける。勢いで自分の前に待っているディフェンスの方に向かってしまわないように気をつける。上体をバスケットに向けないように心がけ、フィニッシュに持っていく時にボールを身体から離さない。もしボールを身体から離してしまうと、ブロッカーにボールに触るチャンスを与えてしまう。ドリブルをする時には下を見てはいけない。

何本決めたら終わり、何本打ったら終わり、もしくは時間を設定する必要がある。コーチ、もしくはプレーヤー自身が好きな設定でよい。

ドリルの説明

プレーヤーはボールを持ち、右ブロックのちょうど上の位置からこのドリルを始める。右側にワンドリブルし、片足でジャンプし、右手のフックシュートを打ち、フィニッシュする（バンクシュートで直接バスケットに入れるのでも良い、両方混ぜてもよい）。

フォロースルーをしっかりと残した後、リセットし、同じ動きを繰り返し行う。5〜10本片足でのフックシュートを決めたら（使える時間とプレーヤーのレベルによって変更可）、両足でのフックシュートに変更し、同じパターンを繰り返す。

この後、プレーヤーは（同じスタートの位置から）ミドルの方にアタックし、片足でジャンプ、左手でフックシュートを打ち、フィニッシュする。5〜10本決めたら、両足でのフィニッシュも5〜10本決めるまで行う。

右サイドが終わったら、左のブロックでも同じ動きが繰り返される。