1974年の設立当初はビデオデッキの販売からスタートした、実はハードを売る会社だったジャパンライム。お客様は、学校のスポーツ指導者や治療家が中心で、まれに学校の視聴覚教室のシステムも受注しておりました。
そんな折、あるバスケットボール指導者との出会いから、徐々に今のソフト主体の業務形態に変わっていったのです。
この学校は中学校女子バスケットボールの全国大会出場の常連校で、監督を中心に組織的に指導をしていました。そんな指導体制、内容が全国の熱心な指導者たちからも注目を浴び、週末になると地方から練習の視察を受け入れたり、練習試合を数多く行なっていました。そしてこの学校のコーチたちは視察に訪れた指導者に自分たちで撮影した練習ドリル等をビデオにして配布をしていたのですが、その数が多くなるにつれて自分たちの手に負えなくなり、その対応を弊社に委ねてまいりました。
そんなニーズを知った私たちは、以後、現場ニーズの探究、指導者の発掘をし、男子バスケ、サッカー、バレーボール等、強豪校の練習方法を次々と収録。自社でカタログを作成し、手作りの通信販売を開始しました。当初はDM中心でしたが、徐々に雑誌に広告掲載をしたりして販路を広げていきました。
しばらくして、当時日本を代表するバスケットボールの名監督・中村和雄氏との出会いからこのビジネスは本格化。思い起こしてみると、こうした当時の努力、実績が現在の礎を築いたといっても過言ではありません。
1987年には第1回U.S.A.バスケットボール研修・観戦ツアー実施。バスケットボールの本場で行われたこのツアーは大好評で、学生、コーチ、愛好家…様々な方が参加され、参加者の中には福岡第一高校の井手口孝監督のように、その後、名監督となられた方もいらっしゃいます。そして、ここで得た数々のご縁は、今に至るまでジャパンライムを支えてくださっています。
私たちは、今までも人との関わりを大切に感じてきました。
これからも、その信念は変えるつもりはなく、むしろ今の社会、どんなにテクノロジーが発達・発展しようとも、人との関わりをもっと大事にする必要があるように思います。
思いもかけぬ急激な変化が訪れたりする中で、これまで以上に人との繋がりを大事にし、皆様と共に成長し続けていきたい。
そんな思いから立ち上げた「指導者をつなぐ」バスケットボール情報サイトです。
この場所が、全国各地の指導者とあなたのチームを、そしてバスケ指導の「今」と「これから」を繋ぐ場所となりますように。
2020年7月
ジャパンライム株式会社