トラップをかけられたら、どう対処する?

公開:2025/04/25

更新:2025/04/23

ディフェンスのトラップに行く手を阻まれた場合、どうこれに対処して抜き去るか? この課題に対するユニークな練習法を提案しているのが、ミニバス全国大会にもたびたび出場している川口じりんMBC(埼玉県)の小山高広HCです。以下、作品名「川口じりんMBCの『完全なる習慣』をつくるドリル」からの抜粋です。

ピボットを大胆に使って間を割る

小山氏はこの作品全体を通じて、基本技術としてのピボットの重要性を強調しているが、この“トラップの間を割る”プレーも、ピボットを大胆に使っているのが特徴だ。

オフェンスのドリブルアタックを止めるために、ディフェンスがダブルチームでトラップを仕掛けてくるケースは、実際の試合ではよく見られる。これにどう対処するか、を日常的に練習しておくことで、冷静かつ適切なプレー選択につながる。本作では、相手の出方に応じた3つのパターンが紹介される。

1つめは、ディフェンスが姿勢を低くして守ってきたとき。この場合は空いている上方のスペースを使い、フリーフットで相手の腕を大胆にまたいで抜ける(図1)。

図1フリーフットで相手の腕をまたいで抜ける

2つめは、反対に、相手が頭上に手を伸ばして高く守ってきた場合。このときは下のスペースを使い、フリーフットを大きく踏み出しながら身体を入れて抜く(図2)。

図2 フリーフットを大きく踏み出して身体を入れて抜く

3つめは、相手がタイトに守ってきた場合。このケースでは、ボールを低い位置で保持して引き足を先行させながら身体を回転させて抜く(図3)。

図3 引き足を先行させながら身体を回転して抜く

これらを日頃から練習しておくことで、実戦でトラップをかけられたときに、慌てずに突破する方法を選択できるようになる。

オンデマンドで“ミニバス作品集”を公開中

上記の内容は、「川口じりんMBCの『完全なる習慣』をつくるドリル」という作品からの抜粋ですが、この作品を含めて、これまでのミニバス作品を集めたコっコーナーとして、“ミニバス作品集”をつくり、JLCオンデマンドにて公開中です。

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