【恩塚亨 Coaching Seminar 】バスケットボールの「コーチング」と「分析」を考察する

公開:2023/02/09

更新:2023/02/08

2023年3月開催 全3回セミナーシリーズのご案内

ゲームの構造を学びながらコーチングを深堀りする

本セミナーは分析に特化せず、ゲームの構造を学びながら「コーチング」のあり方を皆さまと共に考えていきます。
ゲームを客観的に捉えることでチームに適したコーチングが見えてきます。
これが勝利=レベルアップに必要なファクターのひとつと言えるでしょう。

コーチとして、またアナリストとしてゲームの構造を究明することは、コーチングと分析のギャップを埋めることにもつながります。

対面開催で直接質問できる!

各回終了後、恩塚コーチとのフリートークタイムを設けます。オンラインでは味わえない対面セミナーのメリットを存分に利用し、納得いくまでディスカッションできます。

全3回参加できない場合も、特別アーカイブ配信で視聴可能

【 実施概要】 日時:2023年3月6日(月)・3月13日(月)・3月20日(月)14:00~15:30+質疑応答


【関連情報コーナー】

分析をベースとした恩塚氏のコーチングの模様は、ジャパンライムのDVD作品「恩塚亨 データ分析を駆使したオフェンスクリニック~チーム課題の可視化と改善法の提案~」でも見ることができます。

このDVDでは、聖和学園高校女子バスケットボール部の実際の試合映像を分析し、データとともに課題を抽出し、練習に落とし込んでいく過程、その一端を下記のピックアップ動画でご覧ください。

▼ある試合のデータを分析すると、このチームのフィールドゴールの成功確率は26.5%でした。大まかに言えば4回に1回のシュートしか決まっていない。さらに、全オフェンスのうちターンオーバーを取られる確率は20%。5回に1回は相手にターンオーバーを取られていました。ここから、「シュートの確率を上げる」ことと「ターンオーバーを減らす」ことが取り組むべき課題として浮かび上がってきます。

▼次にディフェンス面の課題を挙げると、全失点のうち約半分の36点が、ペイントエリアで取られていました。ここから、ペイントエリアでのディフェンス力向上が課題であることが見えてきます。また、オフェンスリバウンドの40%を相手に取られています。これは、自分たちが2.5本シュートを打つと、そのうち1本のリバウンドを相手に取られていることになります。一般的に、オフェンスリバウンドを40%以上取られて勝てる試合はほぼない、と恩塚氏は語ります。さらにファストブレイクによる失点が全体の30%であった(以上、図1参照)。こうしたデータから改善すべき点が明確になり、練習の効率を高めることができます。

図1

▼下記のピックアップ動画は、上記で課題として挙げられたフィールドゴールの確率を上げるための、具体的なアプローチです。ボールハンドラーがペイントエリアでドリブルしながらディフェンダーとコンタクトする「足とボールを同時につく」テクニックと、その練習時の留意点について解説しています。


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