公開:2023/04/28
更新:2024/12/18
「走力」は重要なファンダメンタル要素ですが、単なるスピードや持久力とは違う、バスケットボールに特化した走力をどう鍛えればよいのか? 一つの実例として、ジャパンライムのコンテンツ「コンタクトに負けない選手を育てるためのファンダメンタル」の中に収録されている練習メニューを紹介します。
上のカテゴリーで活躍できる選手の条件
このコンテンツは、福岡県福岡市のミニバスチーム「百道シューティングスターズ」で長年監督を務める土本健司氏の解説によるもの。同チームは全国レベルの競技成績を残すと同時に、多数の優秀な選手を上のカテゴリーに輩出してきたことでも知られる。
土本氏は、ミニバスから上のカテゴリーに行った時に活躍できる選手の特徴として、「コンタクトに強い」ことを最重要条件として挙げる。では、コンタクトに強いとはどういうことか? この問いに対して3つの要素を挙げ、1.走力(スピード)、2.体幹(バランス)、3.メンタリティ(コンタクトを嫌わない習慣)を身につけるための練習をデイリーワークの中に取り入れている。
以下で紹介しているインターバルダッシュは、この3要素の中の走力を鍛える練習メニューの一つ。単純なダッシュではなく、ゲームの苦しい場面でもスピードを失わずに最後まで走り切れる力を身につけることを目指している。
インターバルダッシュ
ジョギングをはさみながら簡潔的なダッシュを行うことで、バスケットボールの競技特性に合った走力を鍛える練習メニュー。バレーボールコートの周囲を走る。スタートしたら10秒間ジョギングをして、ブザーが鳴ったら30秒間ダッシュ。このパターンを計15本行う。
最初の5本、6本目から10本目まで、そして11本目から15本目まで、3段階でスピードを上げていく。 このタイプのランニングメニューを日常的に行うことで、ゲーム中の苦しい場面でもボールを追える体力を身につける。床をしっかり踏み、頭の位置が上下したり左右にブレたりしない走りを心がける。
バスケットボールの走りで重要なのは、足裏全体で床をキャッチし、床から十分な反力をもらってキックすること。そうすることでドライブ時やディフェンスとの接触プレーの時に身体が傾いた時もバランスが崩れない。
〈商品情報〉
上記の内容は、コンテンツタイトル【コンタクトに負けない選手を育てるためのファンダメンタル】に収録されています。オンデマンド版、DVD版、どちらでも視聴可能です。
コンテンツの主な収録内容
■走力(インターバルダッシュ)
■体幹:体幹&ストレッチ/レッグランジウォーク、体幹&ストレッチ/アンクルウォーキング、体幹&ストレッチ/サイドウォーキング、体幹&走力/ハーキー&腿上げ、体幹&走力/サイドキック、体幹&バランス/スピンジャンプ、体幹&バランス/ミート&ピボット
■ディフェンスファンダメンタル:バックラン/クロスラン/サイドステップ(パワースライド)/クロスステップ/フェイス
■ドリブルドリル:Step01 まっすぐ抜く/Step02 ビハインド/Step03 ロール/Step04 ステップバック→クロスオーバー/Step05 ステップバック→レッグスルー/Step06 ステップバック→ビハインド/Step07 ビハインドドリブル/Step08 クロスオーバードリブル
■シューティングドリル:Step01 レイアップ/Step02 パワーレイアップ/Step02 パワーレイアップ/Step03 インラインに入る→パワーレイアップ/Step04 スピンムーブ→パワーレイアップ/Step05 ユーロステップ→パワーレイアップ/Step06 ギャロップステップ→パワーレイアップ/Step07 ジャンプストップ→シュートフェイク→パワーレイアップ/Step08ムービングドライブ→パワーレイアップ/Step09 ゼロステップを利用したレイアップ/Step10 ボールミート→ジャンプシュート/Step11 ステップバック→ジャンプシュート/Step12 ショートコーナーからジャンプシュート/どのシュートを選択するか/どのシュートを選択するか(ボールミートから)
■サークルドリブル
■スリーメン
■4分15秒
■1on1:8秒オーバーテイク/クローズアウト/ディナイ
■2on2
■指導・解説:土本健司(百道シューティングスターズ監督)
■実技協力:百道シューティングスターズ