ディフェンスがどうしても抜かれてしまいます…

公開:2023/05/05

更新:2023/04/27

ディフェンスがうまくなりたいという女子中学生プレーヤーからの質問。高校チームの監督とクラブチーム代表を兼ね、育成世代の指導に幅広く携わる吉田聡氏にご回答いただきました。

質問投稿者:F.M.様(中学生女子プレーヤー)

回答者:吉田 聡(京都両洋高校女子バスケットボール部監督、一般社団法人 CLUB SIGNPOST代表理事)


質問

ディフェンスがどうしても抜かれてしまいます。1on1のときに足がどうしてもついていけません。先生にも足がガニ股になってると言われたのですが、改善するにはどうすればよいですか? ディフェンスだけはどうしても他の子よりうまくなりたいです。


回答

ディフェンスで大切なことは、「地面を蹴る」のではなく、「進行方向の足を引きつける」ということです。
オフェンスはゴールに向かって攻めてくるので、ディフェンスは横に足を出すのではなく、「斜め後ろに足を引きつける」ということを意識して取り組んでみてはどうでしょうか?

また、「進行方向の足」を引きつけると足がクロスしますが、そのクロスした足をもとの状態(スタンス)に戻すために「早く足を抜く」ことも大切です。
ディフェンスフットワークの練習としては、クロスステップからスライドステップ(サイドステップ)をすることで、上記の「進行方向の足を引きつけること」と「クロスした足を早く抜くこと」を意識した練習ができるのでオススメです。

それから、「内転筋」と言われる筋肉を強化することも大切になりますので、YouTubeなどで調べて取り組んでみてはどうでしょうか。

ディフェンスで足を動かそうと思うと、やはり、実際にディフェンスを行う状況を作って何度も足を動かす練習が必要です。
「継続は力なり」
粘り強く、取り組んで「ディフェンスができるようになった!」と思えるまで、練習を重ねてください。応援しています!頑張ってください!


▼回答者、吉田聡氏の指導監修作品「短時間で出来る!体格差をカバーするディフェンスドリル」

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