公開:2023/09/29
更新:2023/09/21
今回も、中学生プレーヤーからの素朴な質問です。公立中学校で長年指導し、全国大会でも実績を上げてきた今野敬司氏(三重県鈴鹿市立千代崎中学校)に、回答していただきました。
質問投稿者:H.Y.様(中学生男子プレーヤー)
回答者:今野敬司(三重県鈴鹿市立千代崎中学校女子バスケットボール部顧問)
質問
身長が全体的に低くて、圧倒的にハンドリング力がある選手がいないチームはどういう運び方をすればいいですか?
回答
小さくて圧倒的なボールハンドラーがいないのであれば、やはりパスを主体にボール運びを考えるとよいと思います。
具体的には、
・1-4のフォーメーションから始める。
・ボックスセットからバックスクリーンで始めるパターンとダウンスクリーンで始めるパターンとを両方準備する。
どちらをやるにしても、対角線からのフラッシュを必ず練習しておくことが必要だと思います。
そしてパスはあわてず、バウンズパスをしっかり使えるくらいの心の余裕が持てるように練習してください。
加えて、もしもダブルチームされて困っている味方がいたら、真後ろにボールをつなぎにいってください。斜めまでいけば味方が見えるのでこれくらいでいいと思いがちですが、それが相手ディフェンスの手にボールを引っかけられることにつながります。
いろいろと書きましたが、練習試合などで試して、必ずビデオでチームミーティングをするといいですね。
大事なのは「スペースを観る視野」と「タイミング」です。
それがビデオで確認できると思います。
チームで心をひとつにして、力を合わせて頑張ってください。 応援しています。
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