シューターをオープンにする3つのパターン

公開:2023/11/03

更新:2023/11/08

好評発売中のDVD「U-18誰にでもできることをしっかりプレーしよう」(指導・監修:佐藤久夫)の中から、今回は「シューターの活かし方」について取り上げます。ベストシューターに対しては相手のマークもきつくなりますが、3つのパターンを用意しておくことで、相手を攪乱でき、連続得点の可能性が高まります。


DVDの中で佐藤先生は、シューターを活かすためのチームプレーについて、3つのパターンを解説しています。

1.キャッチ&シュート(3P)

2.ドライブからのレイアップ

3.ムービングでパスを受け、ジャンプショットまたはレイアップ ここでは、1のキャッチ&シュートのパターン実例を紹介しましょう。

シザースプレーでスペースを空ける

シューターをオープンにするために、2対2のセットを2つつくって攻める(図1)。

図1 2対2×2セットで攻める

何回かパスを展開した後、ベースラインに近いオフボールプレーヤーがスクリーンをセットし、自分の後方にスペースを空ける(図2。23番がスクリーナー、31番がシューター)。

図2 左コーナーの23番がスクリーンをセットしている

シューターが逆サイドのコーナーに大きくカットしたら、その位置にいたプレーヤーは、シザースプレー(たすきがけの動き)で逆サイドのコーナーへ走り、自分のディフェンダーを引き連れていく(図3。34番がシザースの動きをしている)。すると、シューターがかなり有利な体勢でキャッチ&シュートを打てる。

図3 34番がシザースプレーで反対コーナーへ。シューターは34番が空けたスペースでパスを受けシュート

これはあくまでも選択肢の一つで、コーナーにいたプレーヤーはウィング方向へカットしてもよい。ディフェンダーの動きを読んで判断する。

ナイスプレーはシュートだけでない

この場合、コーナーからの3Pが決まったとしたら、シューターだけでなく、シザースプレーでスペースを空けたオフボールプレーヤーにもナイスプレーの称賛が与えられるべきだ。


DVDでは残り2つのパターン、「ドライブからのレイアップ」「3.ムービングでパスを受け、ジャンプショットまたはレイアップ」についてもコート上で選手を動かしながら、佐藤先生が熱く解説しています。ぜひご覧ください。


〈商品情報〉 

U-18 誰にでもできることをしっかりプレーしよう」

■指導・解説:佐藤久夫(仙台大学附属明成高等学校 男子バスケットボール部 監督)

■実技協力:仙台大学附属明成高等学校 男子バスケットボール部

DVD3枚組 ¥26,400(税込)

>>>DVD詳細ページへ

DVDの主な収録内容

Disc1 (74分28秒)

■急発進と急ブレーキ

■小回りの利く動き

■ドリブルのステップワーク&ボディワーク

■トリプルスレッドの構えから1on1

■プレッシャーをリリースするピボット

■プレッシャーディフェンスをされてもミスしないパスワーク

■トラップに対するパスワーク

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Disc2 (82分10秒)

■パスワークの中でビジョンと合わせるタイミングを育てる

■ミドルレーンを経由したサイドチェンジ

■実戦で使えるシンプル1on1(ディフェンスを外す術)

■スペーシングとムービングのタイミング 

■オフボールマンスクリーンと1on1(3on3)

■2ポジションのプレーを学ぼう(リフト)

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Disc3 (71分10秒)

■オンボールマンスクリーンとオフボールマンスクリーンの同時プレー(2on2+2on2)

■シューターを活かすプレーの考察 ←今回紹介した内容はココ!

■身長差を補うリバウンドプレーの考察(スクリーンアウトを含む)

■レイアップシュートの考察

■シザースプレーの発展考察

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