先行予約スタート!『恩塚亨 Offence Game Model』

公開:2023/11/24

恩塚コーチの最新DVD『Offence Game Model』の先行予約が11月24日からスタートします。この作品ではオフェンスに焦点を当て、「こういう時はこうする」という原則を選手に理解させ、体に染みこませるため、ゲームの場面を切り取ったドリルに落とし込んで細かく解説しています。恩塚コーチがこの作品で最も伝えたい部分を、本編イントロダクションから抜粋して紹介します。


試合中に選手が「何をしたら良いかわからない」という状況に陥ることはありませんか? これは、恩塚氏がセミナーやクリニックで、参加者に繰り返し語りかけるフレーズです。これは恩塚コーチ自身も、U12からトップまで幅広い年代のチームを指導する中で長年悩み、答えを探し続けてきた課題。作品の冒頭で、この問いに対する解答の道筋を示されます。

ゲームモデルと原則を理解していれば迷わない

オフェンス時に選手が迷ってしまうパターンとして、「いつ攻めれば良いかわからない」とか、「ボールを持っていない時、何をしたらよいかわからない」というものがある。この原因は何か? 

「経験が足りない」「センスがない」といった言葉で片付けられてしまいがちだが、実は、ゲームモデルとその原則を理解し、それぞれの局面で取るべき行動の指針を備えていれば、経験やセンスの不足は補うことができる(図1)。

図1

まずはオフェンスの段階構造を理解すること。チームが攻めている時、今オフェンスのどの段階にあり、その時、自分が何をすればよいのかを選択できること。これがチーム全体の規律の下で、各選手が自分自身で判断できるようになること(図2)。これらをドリルに落とし込んで反復練習し、体に染みこませる。

「CASTING」「CREAT」はチームそれぞれの特徴によって選択。本作では「CHANCE(勝ちどころ。ここでは1o1)」以降にフォーカスし、その原則を紹介している。

図2

どうなったら相手を抜けるのか?

上記の問い「いつ攻めれば良いかわからない」への一つの解答例はこうだ。

1on1での一つの勝ちどころは、「ボールとゴールとの間に相手の手がある状態」だ(図3)。この状態にあるとき、相手ディフェンダーの片足が前に出ているので、自分の足をディフェンダーの足の外側に踏み出しやすい状態になっている。「相手の足の外側へ一歩踏み出すことができれば、1on1に勝った」と見なすことができる。

図3

この有利な状態をつくるため、パスキャッチした瞬間にまずシュートを狙う。そうするとクローズアウトシチュエーションになる。打てれば打つ。シュートコンテストにかかると判断したら、キャンセルして、相手の前足の外側を抜く。この判断がポイントになり、ドリルで磨いていく。

シュートを狙うときに重要なのはシュートフェイクでなく、あくまでも本気でシュートを狙い、それをキャンセル(ストップショット)して次のプレーに移ること(図4)。中途半端にフェイクすると、相手も駆け引きをしてブロックに来ない。

図4

コート上では、多くの選手が自分の取るべき行動がわからず、チャンスを見逃してしまっている可能性があります。「チャンスをものにする」ためには何が必要なのか? 本作では、この課題を基本原則の体系化によって解決し、選手、チームが積極的にプレーできるようになるためのコーチングとドリルを紹介しています。コーチとプレーヤーにとっての「答え」をここで見つけてください!


〈商品情報〉 

恩塚 亨 Offence Game Model 

■DVD3枚組 ¥27,500(税込)

■指導・解説 恩塚 亨(BEYOND BASKETBALL 合同会社)

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主な内容

第1巻<1141-1> 1on1の原則/サポートの原則(90分)

<収録内容>

■イントロダクション:本作における目的の共有

■1on1の原則

Pass & Catch①前からクローズアウト/Pass & Catch②横からクローズアウト/Pivot①カウンター1on1から/Pivot②シール1on1から/Dribble①抜けるケース/Dribble②抜けないケース

■サポートの原則

サポートの原則の理解/Score/Spray①判断のドリル/Score/Spray②3on3(ボールマンが「有利」な状況)/Transition 3on3(ボールマンが「不利」な状況)

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第2巻<1141-2> BREAKの原則~アタック中におけるサポートの原則~(85分)

<収録内容>

■BREAKの理解

■BREAK 1(ボールマンの進行方向にサポートが1人)

1on1で抜けるケース(「有利」な状況)/1on1で抜けないケース(「不利」な状況)/ドライブ・パス両方守られたケース

■BREAK 2 (ボールマンの進行方向にサポートが2人)

コーナーのポジショニング/ベースラインドライブ BREAKできるケース(「有利」な状況)/ベースラインドライブ BREAKできないケース(「不利」な状況)/ミドルドライブ BREAKできるケース(「有利」な状況)/ミドルドライブ BREAKできないケース(「不利」な状況)/ドライブ・パス両方守られたケース/シューターに打たせたいケース

■BREAK 3の理解(ボールマンの進行方向にサポートが3人)

■BREAK 3 In

ベースラインドライブ/ミドルドライブ/ヘルプスイッチへの対応

■BREAK 3

ベースラインドライブ/ミドルドライブ

■BREAK 3までの総合リアクションドリル

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第3巻<1141-3> 5on5におけるBREAK(46分)

<収録内容>

■BREAK 4 (ボールマンの進行方向にサポートが4人)

コーナーの1on1から/ピック&ロールから

■Harf Coat 5on5

ペイントアタックの原則/Transition 1on1からの総合練習

■Finish トランディションを防ぐオフェンスリバウンド

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