オフボールマンの役割「動くか動かないか? 動くならどう動くか?」

公開:2023/12/01

バスケットボールのゲーム中によく見られるのが、ボールを持っていないプレーヤー(オフボールマン)が何をしたらよいのかわからず、判断に迷っている光景だ。これをなくすにはどうすればよいのか? この問いに明確な答えを出してくれるのが、恩塚亨氏の新作DVD「Offence Game Model」(12月1日発売)です。


本編第1巻で解説される「サポートの原則」から、オフボールマンの基本的な考え方の部分を抜粋します。

1人でも迷えば戦力ダウンする

5人のオフェンスのうち1人でも「何をしたらよいのかわからない」状況に陥り、立ち止まってしまうと、その時点でオフェンス戦力は大きく戦力ダウンする。これは避けなければならない。

では、オフボールマンは何をすべきか。一言で言えば、ボールマンをサポートする。これに尽きる。そして、サポートの方法には原則があり、ボールマンの状況次第で、どの原則を適用するのかが変わる。

ボールマンが不利な場合と有利な場合

ボールマンが不利だったら、素早くボールを受けてあげる。反対にボールマンが有利だったら、相手のディフェンダーがヘルプしにくい位置取りをする。そしてディフェンダーがヘルプしたら、その代償を払わせて、パスが回って来たら自分でシュートを打つ。

もっとシンプルに考えれば、ボールマンが不利な場合は、近づいていってボールをもらう。有利だったら、離れてボールマンにスペースを与える(以上、図1参照)。

時1 サポートの原則

チームのパフォーマンスを左右する鍵

ただし、ゲーム中はボールマンの有利不利が目まぐるしく変わる。ボールマンの状況に応じて、オフボールマンが適切なポジションをとれるかどうかが、バスケットボールのパフォーマンスを大きく左右する大きな鍵となる。これを、ぜひとも知っていただきたい。

状況がよくわからず、何もしないで立っていたり、不用意にボールマンに近づいていってスペースを潰してしまったり。このような光景が実際のゲームではよく見られる。状況を理解し、瞬時に適切なアクションを選択できるようになるためには、実戦をシミュレーションした反復練習が必要となる。

DVDでは、具体的な状況設定をしたドリルが多数紹介され、選手の判断力向上につながる道筋が示されます。ぜひご活用ください!

本編より。ドリル紹介の一例

〈商品情報〉 

恩塚 亨 Offence Game Model 

■DVD3枚組 ¥26,400(税込)

■指導・解説 恩塚 亨(BEYOND BASKETBALL 合同会社)

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主な内容

第1巻<1141-1> 1on1の原則/サポートの原則(90分)

<収録内容>

■イントロダクション:本作における目的の共有

■1on1の原則

■サポートの原則

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第2巻<1141-2> BREAKの原則~アタック中におけるサポートの原則~(85分)

<収録内容>

■BREAKの理解

■BREAK 1(ボールマンの進行方向にサポートが1人)

■BREAK 2 (ボールマンの進行方向にサポートが2人)

■BREAK 3の理解(ボールマンの進行方向にサポートが3人)

■BREAK 3 In

■BREAK 3

■BREAK 3までの総合リアクションドリル

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第3巻<1141-3> 5on5におけるBREAK(46分)

<収録内容>

■BREAK 4 (ボールマンの進行方向にサポートが4人)

■Harf Coat 5on5

■Finish トランディションを防ぐオフェンスリバウンド

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