パスのもらい方─キャッチ時のフットワークをきわめる

公開:2024/08/16

更新:2024/08/22

シュート精度を高める1つの要素として、パスキャッチ時のフットワークがあります。重要なファンダメンタルですが、比較的おざなりになりがちな部分。ここにフォーカスして、丁寧に解説されているコンテンツから、抜粋します。

この作品のタイトルは、「金子流 1on1から得点を量産するルーティーン」。かつて安城学園(愛知県)をたびたび全国大会上位に導き、現在は金沢学院大学附属高校男子バスケットボール部(石川県)でヘッドコーチを務める金子寛治氏が指導解説しています。以下は、同作品の冒頭部、「キャッチの方法」からの抜粋です。


0カウント

ここでは、主にシューターがインサイドでパスキャッチする際のステップの踏み方を紹介している。

ディフェンスをかわして、最も効率的にシュート体勢にもってく方法は、「0カウント」。これはキャッチの後、ノーステップでシュートを打つパターンだ。典型的なものは、空中でボールキャッチしてそのままシュートするタップシュート(図1)。

図1 パスキャッチからそのままシュートを打つ

これができるようになると、バリエーションとして、パスキャッチ後に一度シュートフェイクして着地後に少し角度を変える、あるいはワンステップして場所を変えてシュートする技術も使える。

1カウント

ゴールがより遠い、またはディフェンスがよりタイトで0カウントを使えない場合は、「1カウント」を使う。これは、ボールキャッチしたらゴール側の足または後方の足を1歩踏み出して、自らスペースをつくってからシュートする(図2)。

図2 1カウント。パスキャッチ後、1歩踏み出してからシュートする

このステップテクニックはリバウンドのときにも使える。リバウンドで落ちてくるボールをキャッチしながら前方の足をワンステップして、シュートにもっていく(図3)。

図3 1カウントをリバウンドに応用している場面

2カウント

マッチアップしている相手が小さい場合など、より安全なプレー選択が可能な場合は、「2カウント」を使う。ボールキャッチしてから2ステップを踏んで、しっかりスペースを確保した上でシュートする。スペースを確立しているので、最初のシュートが失敗した場合でもリバウンドを獲って再度シュートしやすい。

サイズの小さい選手は、より早い動きが求められるので、0カウントまたは1カウントでのプレーを練習して、シュートの精度を上げていくことが大切。

この作品では、1対1の技術に特化して多数のスキルを取り上げ、技術解説と練習法を紹介しています。個の強化からチーム力向上を目指す方にとって、おすすめの内容が詰まっています。

「金子流 1on1から得点を量産するルーティーン」作品詳細

■指導・解説:金子 寛治(安城学園高等学校女子バスケットボール部監督 ※肩書は撮影時

■実技協力:安城学園高等学校女子バスケットボール部

■主な収録内容

キャッチの方法パスのもらい足/フェイクの方法/基本のジャンプシュート

ペリメーターからのシュート/フラッシュからのシュート/ワイドステップから3P/ワイドステップからドライブ/クイックワイドステップからのドライブ

アウェイからのドライブ/ウィング外足内手のドライブ/ストライドステップをしながらドライブ/内手ドリブルからの仕掛け/ジッパーカットからのドライブ

スイングから0カウントでシュート/スイングから1カウントでシュート/スイングからフェイクを入れてシュート/スイングから1ドリブルシュート/スイングからドロップステップ/スイングからキャッチ&シュート/スイングからシュートフェイク/スイングからリバースターン/スイングから2ドリブルシュート/スイングからキャッチ&スピン

ジャブステップからシュート/ジャブステップからスライドクロス/ジャブステップからクロスオーバー/ジャブステップから1ドリブルフェイク/フリーズからのドライブ/忍び足からストレートドライブ/忍び足からフロントチェンジドライブ

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