マッカビオフェンスをどう守るか──陸川 章「目的別」ディフェンスシステムより

公開:2024/04/19

5月1日より配信予定のオンデマンド限定コンテンツ、「陸川 章・目的別ディフェンスシステム」より、東海大学シーガルズが採用しているディフェンスシステムの一部を紹介します。サイドピック&ロールが両サイドで連続的に起こる「マッカビモーションオフェンス」をどう守るか?


2メンゲーム+トライアングルで守る

サイドピック&ロールが両サイドで連続的に起こるオフェンスは「マッカビモーションオフェンス」と呼ばれ、最近では多くのチームが採用している。これに対して、東海大学では以下のようにディフェンス対応している。

図1は、右サイドでピック&ロールが起こっている場面。

図1

これに対して、ボールサイドでは2メンゲームで対応するが、重要なのは残り3名のポジショニングだ。まず逆サイドコーナーのディフェンスがゴール下をカバーし、ローアイの役割をする。ローアイは、ポストにボールが入った場合、随時ヘルプに行ける態勢をとる。残り2人は、ローアイと適切な距離を保ちトライアングルを形成する。そのうち1人は、ミドルドライブに対してネイルの位置で守る(図2)。

図2

サイドが変わった場合もトライアングルを維持

相手のボールマンがボールサイドのアタックが難しいと判断した場合は、トップ経由で逆サイドにパスを回してくるケースがよく起こる。オフェンス側はウィングにいたプレーヤーがゴール下へカット、コーナーのプレーヤーがウィングにリフトする。この後、パス&ピックを繰り返してシューターがインサイドに入ろうとする(この動きが「マッカビモーション」と呼ばれる)ので、コーナーとウィングのディフェンスがスイッチして、先ほどど同様に、トライアングルを形成して守る(図3)。

図3

コンテンツでは、このような形で、東海大学のディフェンスシステムが一つ一つ丁寧に解説されていきます。それぞれのシステムには”肝”と言える部分があり、それを押さえることで、簡単には破られない強固なディフェンスが可能になります。チームディフェンス強化の一助として、当コンテンツをぜひ参考にしてみてください!

〈作品情報〉

■指導・解説:陸川 章(東海大学 男子バスケットボール部SEAGULLS 監督)

Press Defense

考え方とポイント/Side Line Trap/Half Line Trap

Insigde Double Team

Blue/Red/Green

Pick&Roll Defense

Contain/Step Out/Back Situation/vs Maccabi

コンテンツはこちらから視聴できます→ JLCオンデマンド

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