公開:2024/06/14
更新:2024/12/18
白鷗大学男子バスケットボール部の網野友雄HC指導・監修による新作DVD「網野友雄 BASKETBALL CONCEPT」がまもなく発売。先行予約が開始されました。白鷗大の強さを形作ってきたドリルの数々が惜しげもなく紹介されるこの作品は、どんな内容なのか?
「コートに出た選手には、1点でも得点してベンチに戻ってほしい、試合を終えてほしい」
これが網野友雄HCの思いだ。 オフェンスでは「得点することが選手にとって一番の喜びになる」という考えをベースとし、コート上にいる5人すべてに得点チャンスのあるファストブレイクを重視。ディフェンスでは、オフェンス移行時にアウトナンバーや「ズレ」をつくりやすくすることを意識し、ボール奪取を目指す。
これらのフィロソフィーを土台に導き出されたドリルの数々が紹介されている。2枚組DVDは、それぞれ以下の趣旨でまとめられている。
ディフェンス編 「ルールと役割を明確にしたディフェンス」
ディフェンスはすべて1on1で守り切ることが理想だが、実際は不可能。だからこそチーム内のルールとコミュニケーションが重要になる。刻々と変わるゲームシチュエーションに応じ、「自分は今、何をすべきか」を即座に判断して実行する。これを体に染み込ませていく。
ドリルで扱う最も基本的な要素としては、「ピボットへの対応(1on1で抜かれる状況の理解)」「フルコート1on1ディフェンスzig-zag(足づくり/ノーファウルの意識)」など。その後、「ヘルプからクローズアウト(役割の移行/移行を明確にするコミュニケーション)」「シェルディフェンスのポジショニング(役割)とリスクヘッジ」など、より複雑な状況への対応に進んでいく。
それぞれの状況の中で、自分がどう動けばチームとして機能的なディフェンスになるのか。これを叩き込む。
これらを踏まえながら、最終的にボール奪取を目指すためのディフェンスシステムとドリルが紹介される。
Disc1 ルールと役割を明確にしたディフェンス 内容詳細
■イントロダクション(ディフェンスコンセプト)
■ピボットへの対応(1on1で抜かれる状況の理解)
■フルコート1on1ディフェンスzig-zag(足づくり/ノーファウルの意識)
■ヘルプからクローズアウト(役割の移行/移行を明確にするコミュニケーション)
■シェルディフェンスのポジショニング(役割)とリスクヘッジ
■スイッチを意識したミスマッチ1on1
■オンボールスクリーンディフェンス(ボールへプレッシャーのかけ方/オフボールの役割)
■ハンドオフディフェンス
■オンボールシチュエーションのシェルディフェンス
オフェンス編 「トランジション/アウトナンバーの攻防」
オフェンスではトランジションを最優先事項とし、切り替えの速さを大切にしている。2メン、3メン、5メン各パターンでのトランジションドリルを用い、試合の状況に合わせて選手自身が引き出せるようにする。
オフェンス有利のアウトナンバーについても、これを確実に得点に結びつけることが勝利につながる。より得点確率を高めるためにさまざまな状況を設定してドリルを行う。そして「2on1をつくり、いかにシンプルに得点するか」。ここにフォーカスする。
ファストブレイクだけで全得点はできないので、「ファストブレイクでつくったズレをいかに継続してセカンダリーにつなげていくか」を意識したドリルを行う。
Disc2 トランジション/アウトナンバーの攻防 内容詳細
■イントロダクション
■4-0シューティングドリル(スペースの確保)
■2メントランジション
■3メントランジション コーナ-ショット
■5メントランジション
■アウトナンバーの攻防
■マウンテンドリル(連続的なアウトナンバーの攻防)
■アウトナンバーの攻防 5on4から5on5のラインドリル