恩塚コーチが語る「試合で技術を発揮するための鍵」

公開:2024/06/28

7月から配信スタートするオンデマンド限定コンテンツ「恩塚亨・試合で技術を発揮するための鍵」から、エッセンスを紹介します。練習でできることが試合でできない、相手のプレッシャーがきつくなるとミスを連発する。こんなジレンマを抱えた指導者・プレーヤー必見の内容です。


バスケットボールは「自分次第」が通用しない

最初に理解すべきこととして恩塚氏が強調するのは、バスケットボールは「闘争するスポーツ」であること。闘争とは、相手と激しく競うという意味であり、常に相手の存在を意識しながら自分の行動を選択しなければならない。

体操、フィギュアスケート、アーチェリーといった、非対人的な個人競技は、練習で鍛え上げた技術を発揮する権利があらかじめ保証されている。だから技術を発揮できるかどうかは、自分次第と言える(図1)。しかしバスケットボールのような対人的チームスポーツでは、この「自分次第」が通用しない。

図1

保証されている権利と集中すべき対象

では、バスケットボールにはどんな権利が保障されているのだろうか? 唯一保証されているのは、「相手プレーヤーを妨害できる権利」だ(図2)。これを理解しているかどうかで、自分たちが何に集中すべきか、が大きく変わってくる。

図2

では、何に対して集中力を発揮すべきか? アーチェリーのような非対人的個人競技のプレーヤーは、「自分の技術を発揮すること」であり、なすべきは、「自分の世界に没頭すること」。

バスケットは? 相手に妨害されるリスクが常に存在するので、自分の技術には集中できない。その代わりに集中すべき対象は、「自分に影響を与える要素」であり、具体例を挙げると、戦局・相手・審判・時間などになる(図3)。

図3

アンテナの立て方をトレーニングする

プレーの根拠として、「私がこうしたいから」は通用せず、「相手がこう来るからこうする」と説明できなければならない。相手プレーヤーの動きだけでなく、その時の戦局、審判の傾向、残り時間(試合時間・ショットクロック)によっても左右されるので、これらの要素を考慮したプレー選択の根拠も説明できなければならない。

つまり、バスケットボールプレーヤーは周囲の状況に終始アンテナを張り巡らし、情報をキャッチしていなければならないが、アンテナの立て方が間違っているため、自分のパフォーマンスを十分に発揮できないプレーヤーがとても多い。だから、日頃の練習の中で、アンテナの立て方とその時局に応じた対処を繰り返しトレーニングしなければならない。


相手の妨害に対してアンテナが立っていないと、どんなミスが起こるのか? 妨害に対する解決策を、どう準備すればよいのか? 練習法は?

本編では、これらが一つ一つ解き明かされていきます。バスケットの本質を今一度学び、練習の質を高める秘訣を知ることができます。ぜひご覧ください。

■本編の主な収録内容

・個人競技とバスケットボール「保証された権利」の違いとは?

・闘うスポーツは、何に集中力を発揮するべきか?

・正解よりも大切なことは?

・闘うスポーツの自信(試合で使える力)の身につけ方

・闘うスポーツのコミュニケーション

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〈オンデマンド作品情報〉

恩塚 亨「データ哲学」

■指導解説:恩塚 亨(BEYOND BASKETBALL 合同会社)

※配信中

■主な収録内容

データとはいったいどういうものか?/データを選ぶ2つの視点「バスケットボールの特性」/データを選ぶ2つの視点「戦略的データ」/スクリプト~データを「行動に活かす」ためのツールにするために

恩塚 亨「試合で技術を発揮するための鍵」

■指導解説:恩塚 亨(BEYOND BASKETBALL 合同会社)

※7月1より配信

■主な収録内容

個人競技とバスケットボール「保証された権利」の違いとは?/闘うスポーツは、何に集中力を発揮するべきか?/正解よりも大切なことは?/闘うスポーツの自信(試合で使える力)の身につけ方/闘うスポーツのコミュニケーション

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