オフェンスリバウンドの効果を高める原則

公開:2023/12/22

恩塚コーチの新作DVD「Offence Game Model」では、サポートの原則と練習方法が多岐にわたって紹介されています。本作の中から今回は、オフェンスを効果的に締めくくるリバウンドの入り方について解説された部分を抜粋します。


トランディションディフェンスにつなげる

オフェンスリバウンドも重要な仕事の一つだ。これにも原則があって、原則を守り質を高めることによって、トランディションディフェンスの準備にもなる。この部分を反復練習するためのドリルが紹介されている。ここで取り組むスキルは、Tagging Up(タギングアップ)やCrash Rebound(クラッシュリバウンド)と呼ばれている。

マイマンに対するプレッシャーのかけ方

ボールマンがシュートを打とうと構えたら、オフボールマンはマイマンに向かって身体を当てる(図1)。

図1 身体を当てる動きを恩塚コーチ(画面中央)が示している

シュートが打たれたらそのまま押し込み、自らはゴールに向かわない。そのアクションの中で、リバウンドを獲れれば獲る。マイマンがリバウンドを獲っても、そこに対してプレッシャーを強くかけることができれば、相手はファストブレイクを出せない。別のディフェンスがリバウンドを獲った場合も、身体を寄せ、押し込んでおくことでパスをディナイできる。

重要なことは、ボールマンがシュートを打ったときに、自分にとって奥からゴール、マイマン、自分という位置関係になること(図2)。

図2 ゴール、マイマンと自分の位置関係

コーナーにいる場合、ゴール、自分、マイマンという位置関係になりがちだが、これだと相手に逃げられ、簡単にファストブレイクに走られてしまうので、必ず図2の位置関係になるように相手を押し込む。

図3は、ハーフコート5対5の設定でスクリーンプレーによってシュートチャンスをつくった局面で、Tagging Upを練習しているところ。青のオフェンスプレーヤーがマイマンを押し込んでいる。

図3 Tagging Up練習

このパターンを連続的に繰り返すドリルが、DVDでは紹介されている。リバウンドを獲ったら、コーチにボールをパスする。同時にオフェンスはハーフラインに、ディフェンスは3Pラインに戻り、コーチがオフェンスにパスをする。このパターンを3分間繰り返す。

リバウンドを相手に獲られても押し込む

相手にリバウンドを獲られたら離れてしまいがちなので、最後までしっかりと押し込むことが重要。図4は、その局面を取り出して練習しているところ。相手がボールをキャッチした瞬間が勝負だ。そこでしっかり押し込む。ベースライン方向にピボットさせることができれば勝ちと判断する。

図4 ディフェンダーにリバウンドを獲られた際は、最後までしっかり押し込む


〈商品情報〉 

恩塚 亨 Offence Game Model 

■DVD3枚組 ¥27,500(税込)

■指導・解説 恩塚 亨(BEYOND BASKETBALL 合同会社)

12/18(月)よりキャンペーン開催!DVD通販サイト会員様2023ポイントプレゼント

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主な内容

第1巻<1141-1> 1on1の原則/サポートの原則(90分)

<収録内容>

■イントロダクション:本作における目的の共有

■1on1の原則

■サポートの原則

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第2巻<1141-2> BREAKの原則~アタック中におけるサポートの原則~(85分) 

<収録内容>

■BREAKの理解

■BREAK 1(ボールマンの進行方向にサポートが1人)

■BREAK 2 (ボールマンの進行方向にサポートが2人)

■BREAK 3の理解(ボールマンの進行方向にサポートが3人)

■BREAK 3 In

■BREAK 3

■BREAK 3までの総合リアクションドリル

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第3巻<1141-3> 5on5におけるBREAK(46分)

<収録内容>

■BREAK 4 (ボールマンの進行方向にサポートが4人)

■Harf Coat 5on5

■Finish トランディションを防ぐオフェンスリバウンド ←今回紹介した内容はココ!

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