公開:2026/02/13
更新:2026/02/12

懸命にディフェンスをしていても簡単に抜かれ、得点を量産されてしまう。このパターンから抜け出せないチームは少なくないのではないでしょうか? しかし、相手有利の状況ならそれなりの守り方があり、その原則を守れば、簡単に抜かれなくなるとしたら… 。誰もが知りたいディフェンスの原則と練習法が、“恩塚メソッド”で明らかにされます。
恩塚亨氏のセミナーシリーズ「全容解明 恩塚メソッド」の最終回が2月8日、東京医療保健大学にて収録開催されました。今回の講義内容から、多くのチームで疎かになりがちなディフェンスの原則について、恩塚氏が特に強調している部分を抜粋します。
形勢や意図を読んで守ることができているか
ディフェンスの失敗として非常に多いのが、「頑張ったけど抜かれました」というパターン。これは、ボールマンが攻めている状況、ボールマンとマークマンとの力関係といった状況判断が不十分で、自ら抜かれやすい状況を相手に提供してしまっているケースだ。
たとえば、相手ボールマンがダウンヒルで加速しながら近づいてくる場面。この状況では、ボールマン側が圧倒的有利であり、ここで間合いを間違えて守る(近づきすぎる)と、簡単に抜かれてアタックされてしまう。あるいは、ドライブできる体勢でパスを受けたマイマンに対して、やはり間合いを間違えると簡単に抜かれる。これらは当たり前に思える話だが、実際のゲームではとても多く見られるディフェンスエラーだ。
「マイマンに集中せよ」とはよく言われることであり、選手たちもそれがわかっていたとしても、重要なのは“相手の形勢や意図までを読んで守ることができているか”である。つまり、ただ強いプレッシャーを与えればよいわけではなく、相手の状況を適切に判断して間合いとプレッシャーを調節することが、とても重要なのだ。これができればディフェンスの精度が格段に向上する(画像1)。

例として前述のダウンヒル局面であれば、ボールマンが加速する際に使うスキップの際中に身体を寄せることができれば、相手を止められる可能性が高くなる。
セミナーでは映像で具体的なシチュエーションが示され、イメージをしながら改善策が提示される。
「絶対抜かれない」とか「守り切る」といった気持ちだけでなく、相手の意図と形勢を読んで正しいプレーを選択できるようになること、そのための情報を収集することの重要性を恩塚氏は説く。
認知する能力
良いディフェンスには7つの原則があり、上記の情報収集・状況判断は、そのうちの第一項目「認知」に当たる(画像2)。

試合中に刻々と変わる有利不利の状況を正しく認知し、戦い方を選択できる能力は、選手が成功するために必要な条件であり、ディフェンスではこの能力を高めることで、試合に出るチャンスをつかみやすくなる。
また、ゲーム中にボールマンに抜かれたとき、相手との力関係を察知して守り方を適宜調節できる能力、つまり2回目以降は抜かれないようにアジャストできる能力も、ディフェンスとして重要であり、練習によって鍛えるべき要素だ。
この項目ではダウンヒル局面の次に、オンボールスクリーンにおけるボールマンディフェンスの認知、オフボールマンの認知について解説される。
この認知は②以降のパフォーマンスにも関わる重要なポイントとして紹介される。
オンライン受講の申込は3/6まで
ディフェンスを根本から見つめ直し、強化ポイントやドリルも多数紹介される「全容解明 恩塚メソッド」は、3月6日までオンライン受講申込を受け付けています。詳細は下記リンク先にてご確認ください。