公開:2026/02/25

基礎的なスキルや戦術練習は、それが重要でも選手にとってはキツイ場合があります。どうすれば選手たちの目の色が変わるのか、指導者は日々頭を悩ませていることでしょう。恩塚亨氏がセミナーで紹介したトレーニング計画は、その悩みに対する一つの解決策になり得るものです。
これは、恩塚亨氏のセミナーシリーズ「全容解明 恩塚メソッド」第4回にて紹介されたもので、恩塚氏自身が最近、自チームで導入して大きな手ごたえをつかんでいる方法です。
勝てる勝負で勝つための“練習の順番”
恩塚氏がセミナーで繰り返し語るフレーズの一つが、
状況が不利であるにもかかわらず、強引に攻めてタフショットを余儀なくされる、あるいは相手にターンオーバーされてしまうケースが非常に多い、
というもの。
これを防ぐためには、状況を正しく判断して、①勝てる勝負を賢く選ぶ、そして、②勝てる勝負を確実に勝つ、の2要素を向上させる必要がある(図1)。

実際のゲームでは①②の順番で進行するのだが、練習への取り組みとしては、この順序を逆にして、②を先に行うほうがうまくいく。つまり、「得点したい、勝ちたいと思っている選手たちの要求に応える練習」となるため入りがよくなるのだ。
ゲームとは“逆の順番”で練習する
「勝てる勝負を確実に勝つ」ができるようになったら、第一課題の「勝てる勝負を賢く選ぶ」に進む(図2)。

有利であるにもかかわらず積極的に攻めなかった、シュートフェイク等で工夫してフィニッシュしなかった、あるいはオフボールマンが良いサポートをしなかったためにチャンスを失ってしまった、といった失敗をゼロに近づける努力をするだけで、確実に得点力は上がる。
これを選手に説明した上で、「1.フィニッシュ、2.チャンスからブレイク」の2項目を徹底的に練習する。一定の成果を得たら、「3.勝ち筋となるクリエイト、4.崩れるまで粘って攻める」の練習に進む。
恩塚氏は、自らが指導する東京医療保健大学において、この逆転形式の練習法を取り入れ、非常に良い感触を得ているとして、セミナーでドリルの実例を挙げてくれた。
ここでは「1.フィニッシュ、2.チャンスからブレイク」の組み立てについて切り抜き動画で紹介する。
①フィニッシュ:3メンシューティング
まずはカウンター1on1から生まれたシュートチャンスを確実に決める
②チャンスからブレイク-1:5on0
ボールマンをサポートするオフボールのスクリプトを入れる
②チャンスからブレイク-2:ダウンヒル3on3
ボールマン有利のアタックで、オフボールは相手がヘルプしにくいように動く
②チャンスからブレイク-2:ダウンヒル5on5
オフボールのサークルムーブ等でチャンスを最大化する
講義ではこの流れで、「3.勝ち筋となるクリエイト、4.崩れるまで粘って攻める」について紹介される。
このように、これまでセミナーで扱われた原則を、どんな考え方で練習していくと成果が出やすいか、その答えがこの講義で明らかになる。
セミナーのオンライン受講受付中 3/6まで
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