バスケットボールにおける3つの素晴らしい得点機会

公開:2021/07/09

更新:2021/06/29

このコーナーでは、北米で多数のコーチが視聴しているコーチング動画サイトBasketball HQから、おすすめのコンテンツを紹介しています。 ※ジャパンライム株式会社が翻訳掲載の権利を取得した上で制作しています。

3 Great Scoring Opportunities in Basketball

ケビン・サットン氏(現ロードアイランド大学男子チームアシスタントコーチ)

この記事は、ハイスクールやカレッジで30年以上の指導歴を持つケビン・サットンが書いたものだ。サットンは2021年6月現在、ロードアイランド大学男子チームでアシスタントコーチを務めている。


アウトオブバウンズプレー

アウトオブバウンズからの得点は、ベースライン・アウトオブバウンズ(BLOB)またはサイドライン・アウトオブバウンズ(SLOB)のいずれかからチャンスが生まれるが、次の理由で利用できる絶好の機会であると私は信じている。

1.オフェンスプレーヤーは、全員が、セットプレーを始めるために正確なポジショニングをとることができる。

2.最終的に誰が、どこでシュートを打つのか全員がわかっている。これにより、オフェンスリバウンドを獲得できる可能性が高まる。

3.特にベースラインのアウトオブバウンズプレーでは、バスケット近辺にボールがある。

タイムアウト後

得点するもう1つの絶好の機会は、タイムアウト後(ATO)である。コーチが指示したばかりのプレーを実行するためには、バスケットボールIQとプレーに集中する能力が問われることにもなる。

アウトオブバウンズのプレーと同じように、オフェンスは誰がどこでシュートするのかを知っているので、ミスショットの場合、リバウンドを獲得する機会が増える。ATOを実行するチームは、高い割合で試合に勝てる。 ATOは、よく指導されたチームのサインでもある。Synergy(ほとんどの大学およびNBAチームで使用されている統計会社)によると、アウトオブバウンズのプレーとタイムアウト後の得点で上位のチームは、プレーオフ進出率が高いというデータが出ている。

これらのセットプレーの成功率を上げるためには、当然ながら時間をかけての練習が必要となる。BLOB、SLOB、ATOの精度を改善するための一つのアイデアとしては、ドリルからドリルへ、または異なる練習内容への移行の間に、BLOB、SLOB、またはATOのいずれかを実行する。マネージャーにスコアを付けてもらい負けたチームにはランニングメニューなどのペナルティを課す。

BLOB、SLOB、ATOにより多くの時間を投資することで、その投資に対して十分な見返りを得ることができるだろう。

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