公開:2025/08/08
更新:2025/08/12
JLCオンデマンドのオリジナル企画として、恩塚亨氏が福岡第一高校でクリニックを行うという豪華なマッチングが実現しました(作品名:恩塚亨クリニックシリーズ「福岡第一」)。ここで最優先テーマとして掲げられたのが、勝つための“センスの良いプレー”です。これをどのように定義し、いかなる方法で選手たちのプレーをブラッシュアップさせていったのか?
ボールマンのドライブをサポートする動き
カテゴリーを問わず、恩塚氏がセミナーやクリニックで繰り返し指摘するテーマの一つが、
「ボールを持っていない選手がどのような動きをすればよいか?」だ。
福岡第一でのクリニックでも、最初に取り組んだのがこの課題。恩塚氏は福岡第一のゲーム分析を事前に行い、同チームの強味である「1対1の能力が高い」ことを活かす攻撃に磨きをかけるために、この課題にフォーカスした。
カテゴリーや競技レベルを問わず、ボールを持っていない時の動きは、選手の経験やセンスに委ねられていることが多く、ゲーム中の合理的な動きが十分に突き詰めて練習できていない傾向がある。
福岡第一の場合は1対1が強力であり、ボールマンのサポートを他のプレーヤーがより機能的に実行できれば、攻撃はさらに盤石になる。オフボールマンのやるべきことは、相手のヘルプを難しくする=ボールマンから離れる、ローテーションを難しくする=ダイブする、などが基本になる(図1)。
ボールマンが相手に対して有利な状況(青)で、アグレッシブに攻めるべき場面を想定して、ここでオフボールマンがとるべき行動をさらに具体的に見ていく。
2対2のドリルでボールマンサポートを磨く
ボールマンのサポートをシンプルな形で練習している例が、図2の2対2ドリル。ボールマンが攻めやすい状況を察知した瞬間に、インサイドのオフボールマンはディフェンスを抑えてボールマンが攻めるスペースを与える。もしくはダンカースポットに下がってスペースを与える。(図3)
重要なのは、ボールマンが“来たら合わせる”のではなく、状況を察知してより早く合わせること。図3ではボールマンが“ボールを持った瞬間に”下がってスペースを空ける。これにより、自身が下がった位置で余裕を持ってボールマンからのパスを待つことができる。このように、状況を先読みして動くプレーが、相手に対してより有利な状況をつくっていくことになる。「4out 1in」の精度を磨く効果的なドリルだ。
※この作品は、JLCオンデマンドにて8月8日より配信中です。
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