公開:2023/11/03
更新:2024/12/18
好評発売中のDVD「U-18誰にでもできることをしっかりプレーしよう」(指導・監修:佐藤久夫)の中から、今回は「シューターの活かし方」について取り上げます。ベストシューターに対しては相手のマークもきつくなりますが、3つのパターンを用意しておくことで、相手を攪乱でき、連続得点の可能性が高まります。
DVDの中で佐藤先生は、シューターを活かすためのチームプレーについて、3つのパターンを解説しています。
1.キャッチ&シュート(3P)
2.ドライブからのレイアップ
3.ムービングでパスを受け、ジャンプショットまたはレイアップ ここでは、1のキャッチ&シュートのパターン実例を紹介しましょう。
シザースプレーでスペースを空ける
シューターをオープンにするために、2対2のセットを2つつくって攻める(図1)。
何回かパスを展開した後、ベースラインに近いオフボールプレーヤーがスクリーンをセットし、自分の後方にスペースを空ける(図2。23番がスクリーナー、31番がシューター)。
シューターが逆サイドのコーナーに大きくカットしたら、その位置にいたプレーヤーは、シザースプレー(たすきがけの動き)で逆サイドのコーナーへ走り、自分のディフェンダーを引き連れていく(図3。34番がシザースの動きをしている)。すると、シューターがかなり有利な体勢でキャッチ&シュートを打てる。
これはあくまでも選択肢の一つで、コーナーにいたプレーヤーはウィング方向へカットしてもよい。ディフェンダーの動きを読んで判断する。
ナイスプレーはシュートだけでない
この場合、コーナーからの3Pが決まったとしたら、シューターだけでなく、シザースプレーでスペースを空けたオフボールプレーヤーにもナイスプレーの称賛が与えられるべきだ。
DVDでは残り2つのパターン、「ドライブからのレイアップ」「3.ムービングでパスを受け、ジャンプショットまたはレイアップ」についてもコート上で選手を動かしながら、佐藤先生が熱く解説しています。ぜひご覧ください。
〈商品情報〉
「U-18 誰にでもできることをしっかりプレーしよう」
■指導・解説:佐藤久夫(仙台大学附属明成高等学校 男子バスケットボール部 監督)
■実技協力:仙台大学附属明成高等学校 男子バスケットボール部
DVD3枚組 ¥26,400(税込)
DVDの主な収録内容
Disc1 (74分28秒)
■急発進と急ブレーキ
■小回りの利く動き
■ドリブルのステップワーク&ボディワーク
■トリプルスレッドの構えから1on1
■プレッシャーをリリースするピボット
■プレッシャーディフェンスをされてもミスしないパスワーク
■トラップに対するパスワーク
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Disc2 (82分10秒)
■パスワークの中でビジョンと合わせるタイミングを育てる
■ミドルレーンを経由したサイドチェンジ
■実戦で使えるシンプル1on1(ディフェンスを外す術)
■スペーシングとムービングのタイミング
■オフボールマンスクリーンと1on1(3on3)
■2ポジションのプレーを学ぼう(リフト)
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Disc3 (71分10秒)
■オンボールマンスクリーンとオフボールマンスクリーンの同時プレー(2on2+2on2)
■シューターを活かすプレーの考察 ←今回紹介した内容はココ!
■身長差を補うリバウンドプレーの考察(スクリーンアウトを含む)
■レイアップシュートの考察
■シザースプレーの発展考察