言葉の力を使って「無意識の行動」を修正する

公開:2021/02/19

更新:2021/02/18

「ステップアウト」という考え方、指導方法を教えてください。

質問投稿者:K.P 様

指導カテゴリー:高校

回答者:恩塚 亨(東京医療保健大学 女子バスケットボール部 ヘッドコーチ)


質問内容

ボックスアウトの指導において、恩塚監督の指導では「ステップアウト」という考え方のもと、指導していると思います。この「ステップアウト」という考え方、指導方法を教えていただきたいです。


回答

「ステップアウト」という考え方は、言葉による意識づけの意味が大きいと考えています。

マザー・テレサ氏の言葉

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

Step Out ! という言葉で、シュートに対して、まずはStep Out して My Man の方へ動くことを習慣にしたいと考えています。無意識的にリバウンドを取ろうとする時、選手はリングの方へ向かってしまいがちです。結果的にリバウンドポジションを取れなくなってしまうことが多く見られます。私たちは、この無意識の修正を言葉の力も使って強化したいと考えています。

指導方法は、2on1 で Ball をバウンドさせることから始めます。

Help side で Help なのか、Step Out なのか、この判断が重要です。

3つのパターンを準備すると良いでしょう。

1.     Help Side で Help を意識しながら、 Shootを 打った瞬間にStep out

2.     Ball Man Pressure から Pass に対してJump to the ball で Help Position へ (あとは1と同じ)
3.     2と同じ状況で 2on2とする。Ball Man が シュートまたは ベースラインドライブを選択する。

Help Side は Shoot – Step Out、 Drive – Help – Rotation Box Out このような原理を3on3、 4on4、5on5 また、Pick and roll、 Post Up などゲームで起こる状況に合わせて練習していくと良いでしょう。


恩塚 亨 Toru Onzuka

1979年、大分県出身。バスケットボール女子日本代表アシスタントコーチ、東京医療保健大学女子バスケットボール部ヘッドコーチ、東京医療保健大学准教授。2006年、東京医療保健大に女子バスケットボール部を創設し、並行してアナリスト、テクニカルスタッフとして日本代表チームに関わる。その高い分析力と指導力を生かし、2017年、創部12年目にしてリーグ戦&インカレともに初優勝。その後、インカレ4連覇を達成した。

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