ゲームスピードでシューティング練習を行う

公開:2022/06/17

更新:2022/06/09

このコーナーでは、北米で多数のコーチが視聴しているコーチング動画サイトBasketball HQから、おすすめのコンテンツを紹介しています。 ※ジャパンライム株式会社が翻訳掲載の権利を取得した上で制作しています。

Shooting at Game Speed


「ゲームスピード」を意識させ、試合時と同じペースで練習中にショットを撃つようにすることは、プレーヤーに伝える最も難しいメッセージの1つである。プレーヤーがより速くプレーし、ゲーム中に必要とされるショットを練習中で再現するために、シューティング練習で制限時間を設け、ゴール成功率を記録して向上を図るべきだ。

時間との競争により、プレーヤーはゲーム環境と同じペースでプレーをするようになる。また、ゴール成功率を追跡することで、プレーヤーは自分自身やチームメイトとの競争心が高まる。

以下は、オフシーズンとインシーズンのどちらでも使える3ポイントドリルだ。これらのドリルは、プレーヤーにとって最初はストレスが大きい。しかし、数週間後にはコンディショングの改善に気付くだろう。プレーヤーが疲れている局面でシュートを撃つことは、練習時にゲーム状況をシミュレートする最も重要な要素の1つだ。プレーヤーは絶え間ない動き、時間との競争、およびチームメイトとの競争という状況設定を通じて、ゲームライクなシューティング能力を向上させることができる。

ドリル1:セブンスシューティング

・プレーヤーはサイドラインからスタートし、ウィングにスプリントしてパスをキャッチ、3ポインターを撃つ。

・ショット後、プレーヤーはサイドラインにスプリントしてウィングに戻り、もう一度シュートを撃つ。ウィングから計7回の3ポイントシュートを成功させるまで、このプロセスを繰り返す。

・ウィングから7回のショットに成功したら、プレーヤーはトッブオブザキーに移動し、同じプロセスを続行するが、サイドラインではなくハーフコートに全力疾走する。

・トップから7回の3ポイントシュートに成功したら、反対側のウィングに移動し、7回の成功するまで同じパターンでショットを繰り返す。

参考として、大学生の場合、計21個の3ポインターを決めるための設定時間は2分。このドリルを行うたびに制限時間内のシュート成功数を記録し、ロッカールームに掲示する。制限時間が適切に設定されているかを常に確認しながらドリルを進めよう。

ドリル#:ニックスシューティング

・プレーヤーはコーナーからスタートし、2本の3ポインターを撃つ。セカンドショットに続いてハーフラインに全力疾走し、コーナーに戻って、トランジションで3本目の3ポインターを撃つ。

・このショットに続いて、ハーフラインにスプリントしてコーナーに戻り、トランジションで4本目の3ポインターを撃つ。

・このショットの後、ハーフラインにスプリントしてコーナーに戻り、最後の3ポインターを撃ちます。

・このパターンで、フロアの5つの異なるスポットから各5本の3ポインターを撃つ。

プレーヤーが3ポイントラインを迂回すると、スプリントの折り返し点が変わる(図を参照)。目的は、25個すべての3ポインターを高い割合で決められるようになることだ。大学生の場合、設定時間は3分30秒。ショット成功率と、制限時間内にドリルを完了できるかどうかを記録する。もし制限時間内に余裕を持って完了できるようであれば、時間を短く設定して難易度を上げる。

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