リバウンド練習の質を高めるヒント

公開:2021/10/08

更新:2021/11/29

Tips for Developing Rebound Drills

米国のコーチング情報サイトBasketball HQから、今回の特集テーマ「リバウンド強化の取り組み」に関連する記事を翻訳してお届けします。


リバウンド技術3つの基本

リバウンドテクニックには、3つの主要な部分がある。

1つ目はポジショニングである。シュートが打たれる前に、プレーヤーはポジショニングのために戦わなければならない。シューターの手からボールが放れるのを待つと手遅れになる。

2つ目は、ボールがどこに行くのかを予測し、それを手に入れるために素早く動く。

3つ目は、ボールに対してアグレッシブに攻め、両手で固定し、そしてそれをパワーポジションで保つ。 ボールを獲得するだけでは十分ではない。

オフェンスリバウンド時のテクニック

ほとんどの場合、ディフェンダーはすでにオフェンスリバウンダーとバスケットの間にいるので、オフェンスリバウンダーはベストのポジションを獲得することができない。そのため、ディフェンダーに対して少しでも有利なポジションを確保するために、下記のような特別な動きをする必要がある。

スイムムーブ:スイムムーブと呼ばれる理由は、ボックスアウトしてくるディフェンダーをかわすために腕で下向きに水を掻くような動きをすることから来ている。一度フェイントをかけてから、反対の方向に進む。そして内側の腕を下げて、ディフェンダーを通り越して前進する。

スピンムーブ:これはスイムムーブに似ているが、内側の腕を下げる代わりに、一方向にフェイントをかけてからボックスアウトをスピンオフし、反対方向に移動してリバウンドを獲得する。

ドライブアンダー:ボックスアウトしてくるディフェンダーが十分に接近してこない場合がある。この場合は、身体使ってディフェンダーをバスケット下に追いやる。こうすることで、ボールはディフェンダーの頭の上からあなたの目の前に落ちてくる。ファウルに気をつけ、手ではなく身体を使って、ディフェンダーを追い込むこと。

リバウンド後の対応、そしてドリルに取り組む姿勢

リバウンド後、プレーヤーは次に何が必要かを素早く判断しなければならない。オフェンスリバウンド後、味方にキックアウトしたりするのが早いほど、得点が容易になる。

ボード下で競っている場合、そのプレーヤー自身がリバウンドを獲得できない可能性があるが、チームメイトが獲得できるかもしれない。その結果に導く唯一の方法は、各プレーヤーがすべてのショットのリバウンドで戦うことをいとわないかどうかである。したがって、リバウンドドリルを行う際は、すべてのショットで競争するという考え方で臨まなければならない。


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