公開:2025/12/26
更新:2025/12/25
恩塚亨氏指導・監修の新作”Switch Counter Offence”では、スイッチディフェンスを攻略する道筋が、段階的かつ丁寧に解説されています。今回は、本編動画からポイントとなる場面をいくつか抜き出して、最も基本的な攻め方を紹介します。
1.トップフットを攻める
スイッチディフェンスの際、ボールマンデイフェンスが最も狙ってくるのは、スクリーナーのダイブを遅らせること。これを意図したとき、スクリーナー側の足が下がり、そちらに重心が移る。ボールハンドラーは相手の足が下がった瞬間に、トップフット(サイドライン側の足)を攻めれば、抜きやすくなる。相手を抜き去るこのプレーをリジェクトと言う。
最初の動画は、恩塚氏がこのプレーを解説している場面。2番目の動画は、ボールハンドラーがトップフットを攻めるプレーをライブで行っているところ。タイミング良くリジェクトできれば、アタックが成功してレイアップまで持ち運ぶことができる。
2.抜けない場合
リジェクトできず、相手についてこられるケースもある。その場合は強引にアタックすることはせず、次のチャンスをクリエイトする。ビッグマンが距離をとってパスをもらうか、リスクリーンに行ってピックアンドロールから再度ハンドラーアタックを仕掛ける。
3.抜けない場合によくある失敗
ボールハンドラーがリジェクトできずに行き詰るだけでなく、ビッグマンもゴール方向になんとなく流れてしまい、同じように行き詰ってしまう。こうなると次の展開に持ち込むことが難しくなる。
4.ビッグマンのやるべきこと
ビッグマンはボールハンドラーの状況をよく見て、リジェクトできそうなら後方でサポートする。難しそうなら、リスクリーンに行くか、ハンドラーからのパスを受けてセカンドローゲームを狙う。
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