公開:2026/08/14

8月8日に開催・収録された恩塚亨セミナー『練習のマネジメントをトータルで学ぶ』のオンライン配信が、8/14よりスタートします。セミナー全体を通して一貫していたのは“ゲームの課題”を重要視すること。これを基にどのような視点で、またどのようなプロセスで練習を組み立てていくのか。ここでは概要とトピックを紹介します。
セミナーの構成
■コーチミーティング
東京医療保健大学チームで毎日行われるコーチミーティングに、セミナー受講者も参加する形で始まった。ここでプレゼンされたのは、
・練習の目的について
・コーチ陣による前日練習のレビュー
・恩塚コーチによる前日練習のレビュー
・前日練習の課題に基づいた当日練習メニューについて
・質疑応答
■練習
体育館に移動してコーチミーティングの内容を選手へレビューし、その日設定したドリルが行われた。東京医療では、普段から事前に練習内容が選手たちに開示されることはなく、直前に説明が行われ、選手はぶっつけ本番でドリルをこなす。この日も同じ流れで行われた。事前に練習内容を開示しない理由は、ゲームと同様に目の前の状況に対して即対応できる能力を身につけてほしいとの意図がある。
■講義+コーチミーティング
最後にまとめとして、恩塚氏による講義とコーチ陣+受講者による練習のレビューが行われた。
・コーチングフィロソフィーについて
・練習を組み立てる際の工夫について
・コーチ陣による当日練習のレビュー
・恩塚コーチによる当日練習のレビュー
・質疑応答

“勝つ能力を高める練習”の実際が明らかに
コーチミーティングの冒頭で説明されたのが、練習の目的について。それは“勝つ能力を高める”こと。これは恩塚氏が常に唱えていることだが、それが実際どのように練習に反映されているのかが明らかになる。
勝つ能力を高めるために必要なのは、
1. 勝てる勝負を選ぶ能力
技術・戦術の選び方→例:サイズ、スピードのミスマッチを攻めることができてているか
2. 勝った勝負を勝ち切ること
例:フィニッシュスキル・相手がヘルプやローテーションをしにくいポジショニングができているか
そして最後に
3. 勝てる勝負を増やす(技術・戦術のバリエーション)
あくまで1と2が優先。1と2の幅を広げるために3がある。ミーティングでは前日練習の映像を見ながら、1と2ができていたかどうか、が議論された。そして、抽出された課題を克服するための練習メニューが組まれた。
レイトキャッチをなくすことにもしっかりこだわる

この日の練習時に一例として取り上げられたのが、レイトキャッチだ。カウンター1on1の局面で、パスキャッチするタイミングが一瞬遅れたためにトラベリングを取られ、攻撃が停滞してしまうケース。勝てる場面を自ら潰してしまっている。笛を吹かれた本人も気づかないことが多い。基本的なことだが、これを防ぐためには空中でのパスキャッチを習慣化して無駄な1歩を省くことが必要だ。
練習では、3メンシューティングドリルの中で、空中でキャッチ、クイックストップからカウンター1on1、そしてグッドショットを選択するまでが、繰り返し行われた。
勝負を分けるポイントをおさえた練習の組み立て
コーチミーティングではこのほかにも、ゲームでの”勝負を分けるポイント”が数多く提示され、それを練習メニューに落とし込んでいくプロセスが示される。練習内容の決め方、組み立てに悩んでいる方は、ぜひオンライン配信でご受講ください。