公開:2026/03/27

バスケットボール経験も運動能力もまちまちの新入生たちに、何から取り組ませるべきか。毎年頭を悩ます指導者の方は多いのではないでしょうか。近年ミニバス界で圧倒的な強さを示し、注目を集めている壱岐リトルソニックス(福岡県福岡市)のウォーミングアップドリルから、上の世代(中学・高校)にも十分参考になりそうな実例を紹介します。
妥協しない身体づくり
これは、「壱岐リトルソニックス“世界一を目指す”ミニバスドリル」の中に収録されているもの。まだ子どもだから、との妥協を許さず、バスケットボール仕様の身体づくりに真っ向から取り組んでいるのが壱岐リトルのすごいところ。中嶋基喜HCが掲げる「世界一を目指す」のスローガンどおり、将来高いレベルで戦うための基礎をしっかりつくっておく、との意図が随所に感じられる。
股関節を意識させ、力をためる
その一例が、股関節を十分に意識した動きづくりだ。子どもたちは身体を動かそうとするとき、四肢末端に意識が行きがち。パワーの源となる体幹部や股関節周辺については、指導者側がかなり注意して意識づけしてやらないと、正しい姿勢や力のコントロールを身につけることができない。
これを日々のウォーミングアップドリルの中で徹底して行っているのが壱岐リトルなのだ。
動画を見ると、小学生であっても体幹が強く軸がしっかりしている子が多く、中嶋氏の意図が反映しているのがわかる。股関節に力をため、全身を連動させる術を身につければ、パス、ドリブル、シュート、ディフェンスなどバスケットボールすべてのプレーにおいて、スキルを滞りなく積み上げていくことができる。
下記の動画はドリルの一部だが、こうした動きを股関節に意識を持って行うのとそうでないのとでは、その効果が全く異なる。そのあたりの”意識づけ”に注目していただきたい。
育成世代に最も必要な身体的、技術的ファンダメンタルをどう鍛えるべきか。そのヒントが満載されているのがこの作品、「壱岐リトルソニックス“世界一を目指す”ミニバスドリル」です。新入生向け練習メニューを考えるヒントに、ぜひご活用ください。