U15世代における指導の進め方セミナー 第1回講義レポート

公開:2021/09/03

更新:2021/09/10

2021年8月17日(火)より、毎週火曜日に全5回のシリーズで開催のセミナー「U15世代における指導の進め方~チームづくりから技術指導まで~」。今回はその第1回講義の中から、質疑応答の内容の一部をピックアップして紹介します。

ファンダメンタルとは?

まずは講義の内容を少しだけ紹介します。

今回のテーマは「ファンダメンタル」でした。まず、講師の高橋和也先生が語ったのは、選手に「ファンダメンタルとは何か?」を問うことの重要性です。中学生年代においては、「ファンダメンタル」という言葉の知らない選手も少なからずいます。まずは、ファンダメンタルを共通言語にしたうえで、なぜファンダメンタルが重要なのかという指導をしていく必要がある、と高橋先生は言います。

次に、中学生年代におけるファンダメンタルについて、高橋先生が語ったのが3つのファンダメンタル。「心技体」のファンダメンタルについてでした。中でも、「心」のファンダメンタルを築き上げることが最も大切というお話をいただきました。その後、具体的に心のファンダメンタルとは何か?さらに、体、技のファンダメンタルとは何か?というところまで話が展開し、第1回目から非常に中身の濃い講義となりました。

質疑応答の内容を紹介

ここからは、講義の中で出た質疑応答をピックアップして紹介します。

Q1.スクリメージの練習を見る中で、チームの課題を判断するどこを見ますか?

A.「自分はスクリメージの時に一番大事にしているのは「流れ」です。要は、バスケットボールがきれいに流れているか。オフェンスにおいて、良いテンポ、良いリズムが作れていればチームとしてバスケットボールのデザインが共有できているということだと思います。それが、ぎくしゃくしてたりスムーズに行かない場合は、どこかでスキルがつっかえているところがあるということで、そこの部分が練習できていないと思えば、その部分をしっかり指導するようにしないといけないと思います。ディフェンスの場合は、相手にスムーズにさせ何ために崩しをつくっていくので、オフェンスにスムーズにやられていないかを見るようにします。
自チームでのスクリメージでは、両局面が同時に出てきてしまい訳が分からない状態になりがちなので、できれば練習試合で確認するということが必要だと思います。」

Q2.シュートのファンダメンタルについてどんな指導をしていますか?

A.「特に女子の指導においては、「ワンハンドシュート」をどうするのかという問題が避けては通れない話だと思います。私は、ペイントのあたりでは女子でもワンハンドをマストにしなければいけないと考えています。U15のナショナルキャンプでアシスタントコーチを務めていた際にも、ペイント周辺はワンハンド、それ以上はツーハンドでも構わないとしていました。ただ、スムーズにプルアップして無理なく打てるのではあればワンハンドで打てた方が将来的には良いと思います。
シュートについては確率というのが大切になるので、ただ打たせるのではなく何本打てば何本決めるというのを、選手と一緒に考えて決めていく必要があると思います。一つの例として、私のチームでは、フリーのシューティングで3Pであれば60本/100本、2Pであれば70本/100本、FTであれば80本/100本という基準を設けていました。この3つ合わせて、300本をペアで回すと、大体70分で終わりますので、一度取り入れてみてください。現状の数字から、それを高めるためにどうするかという話ができるようになると思います。
注意しなければいけないのは、シュートフォームや体の使い方には個人差があるということです。指導者が押し付けるのではなく、選手の個性をある程度認めたうえで、明らかに体の使い方が違っていて、なおかつシュートが入っていない場合は、修正をしてあげる必要もあるのかなと思います。」

その他にも、数多くの質問があがり、また高橋先生からの逆質問もあり、質疑応答の最後まで白熱した講義となりました。

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