公開:2020/11/20
更新:2021/02/22
Unneeded Pressure Gets to Them
ノースウェストスポーツ心理学研究所所長ブライアン・バクスター氏は、およそ70%のアスリートが、13歳までに団体スポーツをやめてしまう、と述べている。なぜだろうか?不必要なプレッシャーが子どもたちにかかるからだ。子どもたちにとっては、重荷だろう。勝ち負けに対するプレッシャーだけではなく、金銭面にも及ぶ場合は、特にそうだ。
「彼らは、【奨学金をもらうために、頑張って頑張って頑張らなきゃ。だって、私の親は私のスポーツに多くのお金を注ぎ込んでいるんだから】と考えているのだ」とバクスターは言う。
心身の健全な発達のためにプレーするのではなく、今の時代、スポーツをすることは、思春期の若者の生活の中で新たなストレッサーになっている。
「時代と共に、彼らのスポーツへの参加意識が変わりつつある。スポーツはストレスを緩和し、楽しむものから、長年に渡り徐々に、ストレスを与えるものに、そして今はもう楽しめないものになってしまった」 バクスターは、この問題に関してコーチが悩んでいるのなら、スポーツ心理学者がアスリートの魂を再燃させる道を示すべきかもしれない、と言う。
Basketball Coach Weekly英語版135号 April 28, 2016より
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