公開:2021/02/04
更新:2021/02/22
このコーナーでは、北米で多数のコーチが視聴しているコーチング動画サイトBasketball HQから、おすすめのコンテンツを紹介しています。 ※ジャパンライム株式会社が翻訳掲載の権利を取得した上で制作しています。
In and Out Transition Attack Basketball Drill
このドリルは、イン&アウトの動きを使いアタックするための練習だ。とても基本的なものだが、トランジションの中でドリブルしアタックするためのプレーヤーの技術を上げることができ、特にイン&アウトの動きを練習することができる。
ラッセル・ウェストブルックやカイリー・アービングを見ていれば、トランジションの中でもフルスピードに近い状態でアタックすることができる技術を持っていることがわかる。
その時、彼らは素早くヘジテーション、もしくは方向転換をし、待ち構えるディフェンダーを抜いている。このドリルは彼らも練習し、さらに改善しようとしているもので、練習を繰り返せば、相手にとってディフェンスはかなり難しくなるはずだ。
ドリルの全ての動きはイン&アウトに関連しており、相手を騙すための動きを覚えるためにはとても重要になる。ドリルを行っている時にボールを失ってしまっても、心配はいらない。
ボールを失う、というのは聞こえが悪く、本来あるべき形でないように感じてしまうが、ドリルではフルスピードでチャレンジしてほしいので、もしボールを失ったとしても、単純にもう一度トライする。そうすることで、この動きを実際のゲームでも使えるようになる。ドリルをハーフスピードで行ったとしても、それは何の役にも立たない。
ドリルの目的
トランジションの中でドリブルしアタックすることを練習し、特にイン&アウトの動きを練習する。
ドリルに必要なもの
ボール1個、椅子、もしくはコーン1個。
ドリルポイント
ドリルの最中にボールのコントロールを失ったとしても全く問題ない。フルスピードでベストを尽くし、ボールをコントロールために本気でチャレンジして、トランジションの中で動きを作ってみよう。
インアンドアウトムーブをする時は、目、身体、そしてボールを使いフェイクすることを心がける。フィニッシュは特に決められていないので、自分でディフェンダーをイメージしながらクリエイティブに行う。毎回レイアップでフィニッシュする、などのワンパターンはやめよう。
ドリルの説明
椅子、もしくはコーンをどちらかのウイング、もしくはトップオブザキーに置き、プレーヤーはハーフコートに並んだ状態からドリルをスタートする。複数人でドリルを行う場合、少なくとも最初の数名はボールを持っておくようにする。
プレーヤーはハーフコートから椅子、もしくはコーンに向かってフルスピードでドリブルダウンし、インアンドアウトムーブをその前で行い、バスケットにアタックする。自分で自分のリバウンドを取り、ハーフコートのラインに戻る。この動きを何度も繰り返し行う。
合計4つの動きを行う。
①インアンドアウト
②インアンドアウトクロスオーバー
③インアンドアウトレッグスルー
④インアンドアウトビハインドザバック
4つ全ての動きが終わったら、椅子、もしくはコーンの位置を変えて同じドリルを行う。