映像を”使う”とは 〜チームも個人も成長させよう〜

公開:2021/10/18

更新:2021/10/15

SPLYZA Teamsだからこそできたこと

今回ご登壇いただいた3チームは、SPLYZA Teamsを導入し、一歩進んだ映像活用をしています。

その中でもSPLYZA Teamsだからこそできて、導入のメリットを感じたことをいくつかご紹介させていただきます。

▼SPLYZA Teamsだからこそできたこと

  1. いつでもどこからでも見たいプレーを自由に見れる
  2. 映像編集を分担することでチームの一体感の向上

1)いつでもどこからでも見たいプレーを自由に見れる

SPLYZA  Teamsは共有が簡単です。1度映像をアップすれば、チーム全員がいつでもどこからでも自由に映像を見ることができます。もちろん編集も可能です。

専修大学では、SPLYZA Teamsのタグ機能を使い、大学生が各々が見たいプレーをいつでも見れるようにしていました。練習直後に見たい学生もいれば、次の日に見たい学生もいて、特定のプレーだけを見たい学生もいれば、練習/試合全体を見たい学生もいます。それぞれのニーズに応えていました。

また、スカウティング映像の共有は、バス移動中に各自がスマートフォンで確認するようにしていたようです。それでイメージが頭にある状態で試合直前のミーティングをし、試合に臨んでいました。

2)映像編集を分担することでチームの一体感の向上

千葉経済大学附属は、高校生にも見られるダブルヘッダーでのスカウティングにも分担しスピーディーに対応していました。

千葉経済大学附属は自分たちと同時に行われる次戦の対戦相手の試合を、1Q毎撮影してはアップロードし、コロナ禍で会場に行けないバックアップメンバーが分担してタグ付けしました。なんとこの分担のお陰で、試合終了後に4Qのタグ付けも猛スピードで終わらすことが可能に。会場にいる千葉コーチがその生徒がタグ付けしたデータを使い、レポートを作成し、そのレポートとタグのついた映像を活用し、試合前のミーティングをし、ダブルヘッダー2試合目に臨んでいたようです。

コロナ禍で会場に全員で行けず、チームとして一体感を持つのが難しい状況だったそうです。しかし、全員が役割を持ち、学校で待機している生徒も勝利に向かって頑張れたことでチームに一体感が生まれ、チーム力が向上したそうです。

また何よりも驚きなのが、このスカウティングのスピードです。実際ダブルヘッダーの間は1試合しかなく、その中でこのタグ付け、レポート化、ミーティングまで行っていたのは、少なくともSPLYZA Teamsユーザー史上最速であることは間違いないです。

▼千葉経済大学附属高等学校女子バスケットボール部最速スカウティングの秘密

セミナーを振り返って

1週目、2週目で佐々木監督と、池端監督、千葉コーチが現場での具体的な事例を紹介していただき、3週目の森監督がその2回のセミナーの裏付けを言語化したようなセミナーとなりました。

このタイトルにもある通り、映像は”使う”ものだとこのセミナーで感じました。もちろん、撮影してコーチが見るのも”使う”ですし、ひどい内容だった試合の映像を集まって見返すのも”使う”です。ただ、今回ご登壇いただいた3チームの指導者の方々は、しっかりチームの状況、指導者の目的に合わせてしっかりと力を入れて使っていました。チームの中でも大事な位置付けです。

「心・技・体+判断」とも言われるバスケットボールで、「技」を鍛えるために練習するのはもちろん大事で、「体」を鍛えるために筋トレにリソースを割くのも言わずもがなです。ただ、映像を”使う”のは「技」「判断」に効果があります。自分の「技」「判断」を効率よく振り返ることができます。次回の練習に向けた準備もバッチリでしょう。使い方次第で「心」 にも働きかけられるし、「体」を鍛えるのにも使えることでしょう。

やはりバスケットボールには映像を使うことは必須だと考えます。今はスマホで十分綺麗な映像を撮影でき、編集も共有もできます。ぜひ今一度映像を使ってみてはいかがでしょうか。

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