練習序盤で大切な"トーンセット"の指導方法とは?

公開:2026/09/04

恩塚亨クリニックシリーズの最新作「四日市メリノール学院・女子」の中で恩塚コーチが強調していることの一つが、”トーンセット”です。トーンとは、練習に臨む頭・メンタル・フィジカルの状態を指しています、練習のトーンは、そのまま試合につながると考えます。

練習序盤からトーンを上げる

試合では全力で勝負にいくトーンでゲームに入る。最初は様子見で徐々に上げる、ということはない。練習時も同じで、始めからトーンを上げて臨むことが大切だ。

次第にトーンが落ちてくる

練習開始時は十分にトーンが上がっていても、動きに慣れてくると落ちてくることがよくある。全体の雰囲気としてそれが感じられたところで、恩塚氏はいったんドリルを中断してトーンセットについて再度選手たちに説明している。

「ゲーム終了間際、この1本の攻防で勝敗が決まる、という感覚で常に勝負してほしい」

ドリルを中断してトーンセットについて説明する恩塚コーチ

自分を乗りこなす感覚

トーンセットに関して恩塚氏は、「自分を乗りこなす感覚」を身につける、という表現も使って説明している。これはどういうことなのか?

身体のコンディションは日によって異なる。軽く感じるのか、あるいは重たいのか。もし軽いなら、もっと力を出して相手に強いプレッシャーをかける。反対に重たく感じるなら、相手と距離をとりながらも効果的にプレッシャーをかける方法を探る。

つまり、その日の自分のコンディションに応じて、100%のプレーができる力を身につける。それもトーンセットの重要な要素だ

心拍数を試合と同じレベルにする

トーンセットの概念は抽象的なものなので、選手自身がそれを理解し、十分にできているかを確認するのは難しい面がある。

そこで、具体的な指標として恩塚氏が挙げたのが心拍数だ。練習時よりも試合時のほうが心拍数が高いのが一般的。だから可能な限り、試合時と同じ心拍数までレベルを上げて練習することを心掛ける。

試合時と同レベルの心拍数で練習できているか?

トーンセットは、これまでの作品では見られなかったテーマ。是非ここにも注目していただきたい。

恩塚亨クリニックシリーズ「四日市メリノール学院・女子」は、JCLオンデマンド、バスケットボールコースにてご視聴いただけます。

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